レポート
2017.05.19

カンムリウミスズメの巣立ちをキャッチ!

貴重な巣立ちの様子をとらえました。

こんにちは!「海と日本プロジェクトinみやざき」メッセンジャーの廣末圭治です。

きょうは、国の天然記念物、カンムリウミスズメの巣立ちの話題です。カンムリウミスズメってどんな鳥?って思われる方多いと思います。世界でも日本の近海のみで生息し、絶滅の恐れが高い全長24センチほどの貴重な海鳥なんですよ。 一生のうちのほとんどを海の上で過ごし、陸に上がるのは繁殖の期間だけということで、私もまだ実際に見たことはないんですが、実は、門川町の門川漁港からおよそ8キロの沖合に浮かぶ枇榔島が、世界最大の繁殖地なんです。毎年3月頃にカンムリウミスズメが産卵のためにやってくるんですが、そのヒナの貴重な巣立ちの様子をMRTのカメラがとらえました。

カンムリウミスズメは、岩のすきまなどを巣にして卵を2個産みます。産卵から1か月ほどでヒナが誕生しますが、驚きなのが、切り立った崖から海へ出ていくその巣立ちなんです。巣立ちの様子を見ることが出来るのは夜。この日は、午前1時半頃、1羽の親鳥の近くで小さなヒナを発見!ヒナは鳴き声をあげ、がけを転がり岩に体を打ち付けながら海へと向かいます。先に待っている親鳥の元へ必死に向かう過酷な巣立ち。生きることの大切さを感じました。

大海原に旅立ったヒナたちは、大きく育ち再び枇榔島に戻ってきます。

カンムリウミスズメの巣立ちをキャッチ!

  1. カンムリウミスズメの世界最大の繁殖地枇榔島
  2. 岩の隙間の巣で発見!カンムリウミスズメの卵
  3. 過酷な環境でのヒナの巣立ち

国の天然記念物、カンムリウミスズメの巣立ちの話題です。世界でも日本の近海のみで生息し、絶滅の恐れが高い全長24センチほどの貴重な海鳥で、一生のうちのほとんどを海の上で過ごし、陸に上がるのは繁殖の期間だけというカンムリウミスズメ。実は、門川町の門川漁港からおよそ8キロの沖合に浮かぶ枇榔島が、世界最大の繁殖地です。カンムリウミスズメは、毎年3月頃に産卵のためにやってくるんですが、そのヒナの貴重な巣立ちの様子をMRTのカメラがとらえました。カンムリウミスズメは、岩のすきまなどを巣にして卵を2個産みます。産卵から1か月ほどでヒナが誕生しますが、驚きなのが、切り立った崖から海へ出ていくその巣立ちです。ヒナは、がけを転がり岩に体を打ち付けながら海へと向かいます。先に待っている親鳥の元へ必死に向かう過酷な巣立ち。大海原に旅立ったヒナたちは、大きく育ち再び枇榔島に戻ってきます。

イベント詳細

イベント名カンムリウミスズメの生態調査
場所門川町枇榔島
主催宮崎野生動物研究会
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