こんにちは!海と日本プロジェクトinみやざきメッセンジャーの廣末 圭治です。2016年に串間市の海に現れ、たちまち人気者となった野生のゴマフアザラシ「すわちゃん」。2018年6月ごろから姿を消していましたが、このほど再び串間市の海で「すわちゃん」と見られるアザラシが見つかりました。
すわちゃんは2018年に食害を防ぐため地元の漁業者が港の養殖用「いけす」に網を張りめぐらせて以降、姿を見せなくなっていました。それから1年8か月、このほど同じ諏訪浜で「すわちゃん」とみられるゴマフアザラシが見つかりました。海面から顔を出す姿はかつてと同じですが、その顔は成長したようにも見えます。
集まった園児たちは「かわいかった」「すわちゃんが見られてよかった」「久しぶりにすわちゃんと会えてよかった」と喜んでいました。
一方、地元の漁業関係者の川崎義成さんは「帰ってきてくれたのはうれしいが、漁業被害がどれだけ拡大していくのか心配をしている」と複雑な心境を話してくれました。
2018年に目撃された「すわちゃん」
串間の海に戻ってきたすわちゃん。地元の人たちとうまく共存しながら元気な姿をいつまでも見せてほしいものです。