こんにちは!海と日本プロジェクトinみやざきメッセンジャーの廣末 圭治です。漁業が盛んな日南市で、2018年から取り組みがスタートしたワカメの養殖が今シーズンも始まりました。
ワカメの養殖に取り組んでいるのは、日南市南郷町の南郷小型船組合です。この日は、組合員のメンバー10人が、長さ約2000メートルのロープにワカメの芽を付けた後、水深約50センチの海中に設置していきました。
現在、南郷小型船組合の組合員は31人ですが、漁師の高齢化や漁獲量の減少で漁業の継続が危ぶまれるなか、ワカメの養殖は、時間や労力をかけずに収入が得られるとして、2018年から本格的に取り組んでいます。
南郷小型船組合の橋口輝明組合長は「15センチの間隔で2000メートルにワカメの芽を付ける作業は大変だ。今年もおいしいワカメを作るのでぜひ買ってほしい」と話していました。
養殖のワカメは、1月下旬から約4トンの収穫が見込まれていて、「港の駅めいつ」などで販売されます。