こんにちは、海と日本PROJECTinみやざき メッセンジャーの宇田川紗稚です。
日南市の堀川運河で、地元の小学生たちが、伝統の木造船「チョロ船」の体験乗船を楽しみました。
「チョロ船」は、1950年代まで近海マグロ漁などに使われていた小型の木造漁船です。
写真提供:日南市観光協会
昭和の初期は50艘を超えるチョロ船が、早朝から一斉に出港し、午後には右に左に帆走しながら堀川へ帰って来たといいます。(日南市観光協会HPより)
姿を消していたチョロ船は、平成に入って4隻復元されていて、現在は2隻が様々なイベントで観光客などを楽しませています。
今回の体験乗船は、地元の歴史を子供たちに知ってもらおうと、日南市の油津小学校が授業の一環で実施したもので、6年生54人が参加しました。
児童たちは、「チョロ船」に乗り込むと、保存会の人たちの指導を受けながら一生懸命櫓を漕いでいました。
チョロ船の体験をした児童たちは
「漕いだ時に波の抵抗があって難しかった」
「すごく手の力を使うので昔の人は漕いでいたのですごいと思った」
「いつも見ている景色だけど新鮮に思った」と感想を話していました。
今回の体験乗船のように、
地域の人たちが築いてきた歴史や文化に触れることで、自分たちのまちの豊かさを
子どもたちが感じてくれるといいですね。