レポート
2018.05.31

宮崎のブランドカンパチ「ひなた小町」

こちらのカンパチ、丸々と立派ですね。こんにちは、海と日本PROJECTinみやざき メッセンジャーの宇田川紗稚です。
最近、お魚にもブランドをつけて売り出そうという動きが宮崎県内でも盛んになっているのをご存知ですか?

そのブランド魚のひとつ、カンパチ 「ひなた小町」の出荷が始まっています。

「ひなた小町」は大阪府の近畿大学で生まれた人工稚魚を延岡市北浦町で養殖した純国産のカンパチで、宮崎の新ブランドとして2017年から販売されています。

出荷初日のこの日は2年間養殖され3.5キロの大きさに育ったひなた小町、およそ160匹が、宮崎市中央卸売市場から県内の小売店などに向けて出荷されました。

 

PRも兼ねた試食会もありました

「ひなた小町」の出荷は年内いっぱい続き、今年は、去年の倍以上となる およそ6万匹の出荷が見込まれているそうです。

通常、カンパチの養殖は、海外産の天然稚魚を利用するのが一般的なのだそうですが「ひなた小町」は稚魚が純国産なので、天然稚魚の乱獲を防ぐということと、消費者には、安全性もアピールできますよね。

このほか、宮崎県内には、県や県漁連などが認証する「ひむか本サバ」や「みやざき金ふぐ」などの「宮崎県水産ブランド」もあります。

宮崎県内の漁業生産高は年々減少傾向で約30年前と比べるとなんと100億円以上も下がっているそうなんです。

ブランドというのは信用の証です。こうした付加価値をつけることで、これからの消費拡大や価格の向上を期待したいです。

宮崎のブランド魚が「宮崎牛」クラスの宮崎の自慢の品になる日が早く来るといいですね。

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