主に熱帯域に生息し、凶暴なサメとして知られるオオメジロザメですが、先月、宮崎市の大淀川で釣り上げられました。 なぜ、宮崎に現れたのか?その理由を調べました。 釣り歴30年以上の河野喜一郎さん。先月、大淀川の河口付近で釣りをしていると… 河野さんが釣り上げたのはなんと「オオメジロザメ」。 河野さんは40分間にわたりサメとの攻防を続け、およそ200メートル下流で釣り上げました。
オオメジロザメの体長は1メートル26センチ、重さは18.5キロ。 現在、神奈川県の博物館に、標本として保存されています。 主に熱帯に生息し、沖縄より北には生息しないとされていたオオメジロザメが、なぜ、大淀川にいるのか。 宮崎大学出身で日本さかな専門学校の講師、緒方悠輝也さんに聞いてみました。
(日本さかな専門学校講師 緒方悠輝也さん) 「最近海水温が少しずつ上昇していることもあって、こちら(宮崎)にも出てこられるようになっているのではないかなと思っている」 「こういうサメが身近にいるということを知ったうえで、水辺に近寄ることが大事。何か違和感感じたら、すぐに水場から離れるとか、流血した状態で水に近寄らないとか、遠目に見て何か魚の死骸、食われたような魚の死骸とかがあるようなら近寄らないとか、遭遇する前にそういうことを徹底するしかないと思う」
5月17日 MRTテレビ「Check!」より抜粋