こんにちは!海と日本PROJECT in みやざき メッセンジャーの宇田川紗稚です。7月上旬に西日本を中心に甚大な被害を及ぼした西日本豪雨。宮崎県内でも被災地に対する支援の輪が広がっています。
宮崎市にある宮崎海洋高校が開発した備蓄用の缶詰が、宮崎港に寄港した愛媛県の水産高校の生徒たちに贈られました。
この缶詰は、宮崎海洋高校が、宮崎市や民間企業と連携したプロジェクトの中で開発したもので、県が国内トップクラスの漁獲量を誇るシイラが使われています。
プロジェクトは、企業などが災害に対する備えとして缶詰を購入し、災害発生時には、この缶詰を支援物資として被災地へ提供する仕組みで、今回、豪雨被害を受けた愛媛県に贈られることになりました。宮崎港で行われた贈呈式では、宮崎海洋高校の生徒から実習の途中に寄港した愛媛県の宇和島水産高校の生徒へ缶詰およそ2500個が手渡されました。
宮崎海洋高校の生徒は「缶詰という加工しやすいものを使って、(被災者の方には)なるべく不自由のない食事をしてもらいたいと思っています」と述べ、これに対して宇和島水産高校の生徒は「食料を運ぶことができるので、宇和島のために動けると思う。被災者の方々に対する(宮崎の人の)思いを伝えたいと思います。」と感謝の気持ちを伝えていました。
宇和島水産高校の実習船は、7月25日に愛媛県に戻り、その後、被災者のもとに缶詰が届けられます。