神武天皇のお船出伝説に由来する日向市の「おきよ祭り」が9月17日朝早く行われました。
日向市美々津町に伝わるおきよ祭り。午前5時に子供たちが民家の戸を叩いて「起きよ、起きよ」と呼びかけます。
「おきよ祭り」は、美々津から東征する神武天皇が、予定より早く出発することになったため、その準備のために寝ている人を起こして回ったことが由来といわれています。例年、美々津小学校の児童が参加しているこの祭り。今年は、新型コロナウイルスの影響で中止も検討されましたが、伝統を継承したいと、美々津の古い町並みが残る立縫地区の子供たちに限定して行われました。
参加した子どもたちは「みんなが起きてくれたから楽しかった」「みんなしゃべったり、おきよおきよと言ったところが楽しかったです」「(年)下の子たちに受け継いでもらいたいと思います」と話していました。
住民たちを起こして回ったあとは、参加した子供たちに神武天皇に献上したとされる団子が配られました。
イベント名 | 日向市で伝統の「おきよ祭り」 |