レポート
2016.11.02

日本初の全自動システム「海の天気図」

海で操業中の漁船が集めた水温や潮流、波の状態などの海況情報を漁業者に無料で提供する、日本初の全自動システム「海の天気図」を、宮崎県水産試験場の渡慶次(とけし)力(つとむ)主任技師が開発しました。これまで海況は、人工衛星による海水温情報や、月に一度県が調査船を出して調べる方法が主流でしたが、速報性に欠けることなど問題がありました。しかし、「海の天気図」では、リアルタイムの情報によって、漁群発見の精度が高まり、不要な出漁も減少。その恩恵で、県内の中型まき網漁は、年間2億円の経済効果が生まれました。「海の天気図」は、漁業効率化の切り札として、全国から注目されています。

日本初の全自動システム「海の天気図」

  1. 「海の天気図」を開発した 渡慶次 力(とけし つとむ)主任技師
  2. 海況情報のデータを収集する漁船
  3. 中型まき網漁は、年間2億円の経済効果

宮崎県水産試験場の渡慶次 力(とけし つとむ)主任技師は、操業中の漁船が集めた海況状況を漁業者に無料で提供する日本初の全自動システム「海の天気図」を開発しました。このリアルタイム情報により、県内の中型巻き網は、年間2億円の経済効果となりました。

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イベント名漁師の協力助っ人!海の天気図
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