レポート
2021.03.02

日本農業遺産に近海カツオ一本釣り漁

農林水産省は、伝統的な農林水産業を営む地域として認定する日本農業遺産に、田野・清武地域と日南市の2つの地域を選出しました。

日本農業遺産は、将来に受け継がれるべき伝統的な農林水産業を営む地域を農林水産大臣が2年に1回認定するものです。

このうち、日南市は、およそ300年前から行われる近海カツオ一本釣り漁の伝統技術が継承され、船を造る型枠には飫肥スギが使われるなど、漁法の価値と林業との関わりが評価されました。

日南市南郷町の目井津港では、日本農業遺産の認定を祝って記念セレモニーが行われました。

南郷漁業協同組合・江藤久義 組合長は「自然にやさしいカツオ一本釣り漁業が末永く後世に引き継がれていくのが一番の願い。長いスパンで続けられるようにしていきたい」と喜びを語りました。
 宮崎県内では、宮崎市の田野・清武地域では、耕畜連携で土づくりを行いながら大根などを干し野菜として加工販売し、収益を安定化させるシステムも日本農業遺産に認定されました。日本農業遺産は、今回を含め、全国で22の地域が認定されていて、九州の中では県内の2つの地域が初めてです。

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イベント名日本農業遺産に近海カツオ一本釣り漁
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