串間市で、春を呼ぶ季節の話題です。国の天然記念物の野生馬が生息する串間市の都井岬で、2月6日、この時期恒例の野焼きが行われました。
野焼きは、芝の新芽が出るのを促すとともに、馬に付くダニなどの害虫を駆除するために、野生馬の保護に取り組む都井御崎牧組合が毎年この時期に実施しています。
6日は、参加した組合員らが50ヘクタールの牧草地に火をつけると、広大な草原は白煙に包まれていました。
(都井御崎牧組合 迫田幸四郎組合長)「(新芽が)一斉に芽吹いてくるのは3月上旬だと思う。その時は馬の喜ぶ姿が目に浮かんでくるようです。春駒の誕生シーズンになったらぜひ、全国の皆さんもこの都井岬に来ていただければうれしく思っている」
都井御崎牧組合によりますと、都井岬には、現在、88頭の野生馬が生息していて、3月には草花の新芽が出始め、4月には春駒の出産シーズンを迎えます。
2月7日 MRTテレビ「ChecK!」より