国の天然記念物の野生馬が生息する串間市の都井岬では、春を呼ぶ毎年恒例の野焼きが1月31日に行われました。都井岬の野焼きは、新芽が出るのを促すとともに、ダニなどの害虫を駆除しようと、毎年この時期に行われています。
31日は野生馬の保護などに取り組んでいる都井御崎牧組合の組合員らが参加し、およそ50ヘクタールの牧草地に火を放ちました。 しばらくすると、広大な草原は、白い煙に包まれ、枯葉がバチバチと音を立てながら燃え上がっていました。
都井御崎牧組合・諏訪英顕 組合長は「春が来たというか、1年の始まりだ。昔からの伝統でやっているので野焼きもひとつの行事というか、守っていきたい」と話していました。
都井岬には、現在、110頭の野生馬が生息していて、岬が新芽で覆われる4月からは、春駒の出産シーズンを迎えます。
イベント名 | 都井岬で春を呼ぶ野焼き |