海の環境保全について考えてもらおうと、日南市の大堂津海水浴場で、地元の小学生たちが海岸に流れ着いたゴミを調査しました。
この漂着ゴミの調査は、6月の「海洋環境保全推進月間」にあわせて毎年行われているものです。調査には、大堂津小学校の3、4年生と宮崎海上保安部の職員、計24人が参加。児童たちは、4つのグループに分かれ、砂浜に打ち上げられたプラスチック容器やロープなどを回収し、ゴミの種類や数をチェックしました。
児童たちは「自分たちの大堂津の浜を汚されて悔しいし、アカウミガメも来られる砂浜にしたいと思った」「思った以上にいろんなゴミがあった」「海の中にいる生物や魚などが死なないように浜を一生懸命に掃除をした」と話していました。
宮崎海上保安部警備救難課 野村洋平さんは「子供たちには、ここでゴミを流しても外国に流れ着いて迷惑をかけることもあるのでゴミは絶対に捨てないように」と子どもたちに教えたそうです。
児童たちが調査した漂着ゴミの分類の結果は、宮崎海上保安部が東京都の環境NGOに送ることになっています。