宮崎県の天然記念物に指定されているアカウミガメの産卵が6月3日に延岡市の海岸で確認されました。延岡市では今年初めての確認です。
産卵が確認されたのは延岡市の長浜海岸で、朝5時ごろ、延岡市野生動物研究会の調査員がアカウミガメと思われる上陸跡を発見しました。
午後からは保護を兼ねて調査が行われ、調査員が穴の中から直径約4センチの卵126個を掘り出しました。
アカウミガメ調査員吉本哲さんは「(この浜は)産卵するけどもその場所でそのまま置けない状態、移動しないと波をかぶるというような状態なので早く砂浜を回復してあげないといけない」と話していました。
安全な場所に移し替えられた卵は、60日から65日ほどでふ化するということです。